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Daiちゃん物語

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白い雪が舞っていた夜、母がDaiちゃんを抱っこして帰ってきた。

母の胸で震えていたDaiちゃんはシャムとトラのMIXの子猫だった。

青く澄んだ瞳は哲学者のように見えた。

私は母に「こんなに可愛い子猫、飼い主さんが探しているよ。飼い主さんのところに戻してあげなくちゃ」

と伝えた。母は街の小さな鳥居の前でウサギが埋もれていると思ったという。

私は寒さに震えながらDaiちゃんを鳥居の前に戻した。

翌朝、ドアを開けると小さなDaitちゃんが飛び込んできた。

夜中もずっとドアのそばにいたようだ。

私は小さなお皿に常温のミルクを入れてDaiちゃんの前に差し出した。

ゴクゴクと満足そうに飲み干した。

「ねぇ どこからきたの?一緒に居たいの?」

そう聞く前にクッションの上で毛づくろいをしている。

その日を境にDaiちゃんは私と母の大切な家族となった。

Daiちゃんは,どんなに遠くに旅に出ても迷わず必ず家に帰ってくる。

ある日、私と母は同じ街に引っ越しをした。

私は外せない仕事で引っ越し当日に立ち会えなかった。

母は引っ越しに没頭していてDaiちゃんを住んでいたアパートに置いてきてしまった。

私が帰宅をするとDaiちゃんがいない。

半泣きをしながら住んでいた小さなアパートにDaiちゃんを迎えに行った。

Daiちゃんは当たり前のようにアパートの階段から私を見下ろしていた。

Daiちゃんをギュ~と抱きしめると太陽の日なたの香りがする。

数年後、私は結婚をする。母も一緒に暮らした。

Daiちゃんの青い瞳は更に深く賢くなった。

子ども達のいたずらも大らかに許し笑っているように見えた。

家族が体調を壊すと必ずその人の前に寄り添っている。

家族の傷も癒すように見守っていた。

Daiちゃんは何もかもお見通しのように見えた。

Daiちゃんと暮らして21年、お別れの時がきた。

Daiちゃんは動物病院に入院をしていた。

そのお気に入りの場所で家族に囲まれて永眠した。

ありがとう。Daiちゃん.

Daiちゃんが永眠して10年後に母ともお別れをしたけど…

きっと空の上でも母のそばで守り神のように寄り添ってくれているに違いない。

母をよろしくね。Daiちゃん!




sayuri

















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